模倣犯
2夜連続。
録画してて一気に見てしまった。
役者さんの力に圧倒されてしまった。
もう、橋爪功さん。
室井さんの狂気的な苦しさで
ほんの10分くらいだったのに胸をギュンと掴まれて
そのあとは橋爪さんの抑えた狼狽、悲嘆、徒労
淡々としているのに、
淡々とした毎日の中で苦悩を持ち続けながら
生きていくことの大切さ
そのことがどれほど大変なのかという凄さ
いろんな登場人物が出てきましたが
削ぎ落とされて淡々とした日常に行き着くように思います。
日常を大切に生きる有馬豆腐店の有馬さんを演じた橋爪さん。
懸命に仕事をして、懸命に友達を思い、生きる高井和明くんを演じた満島真之介。
この二人の迫力はなんか、泣けて泣けて仕方がありませんでした。
本は読んでませんでしたが、宮部みゆきの物語だなぁと思いました。
このドラマはすべての役者さんが本当に素晴らしかったです。
びっくりするよね。
あっという間の梅雨明けなもんで。
どれほど、何もテレビを見てなかったのか?という事態である。
全然見てないわけではなく、
もちろん真田丸は欠かさず見ているし。
意外にてるてる家族にはまってたりもする。
でも今日、書きたくなったのは
今日の横綱との取り組み。
「勢」関である。
あの謙虚な関取がいつもあと一歩!まで追い込みながら
なかなか大金星に繋がらなかった横綱との取組に
勝敗の神様がこぼしたため息で勝てたような金星。
嫌味ではないのよ。
でも、勢関は今回も必死で立ち向かっていたから
それが見てて汲み取れたから
なんかとても嬉しくて、見てて
心がほっとあたたかくなる勝負だったと思ったのである。
こういう取組、勝敗もあるんだなぁ。
勝負に勝っても人生に負ける場合だってあるし
勝負に勝ってもたくさんの人を傷つけてしまう場合もある
勝負に勝ってみんなも幸せにするためには
やっぱり自分も泥んこに汚れて勝ち取らないといけないのだと思ったりする。
綺麗な生き方は私には向いてないのだろうなぁ、と思う。ふふ。
あさが来た
スピンオフを連休になってやっと見られた。
それでやっとあさが来たも終わりを迎えたって気持ちになった。
このドラマ好きやったなぁ。
働く女を支える男子が決して男らしくないわけでもなく
働く女子を褒め称えるだけのドラマでもなく
女子だからしんどいというだけのドラマでもなく
どちらかというと
ロマンチックなドラマと思って見てました。
人生を一生懸命な人たちのドラマでした。
ドラマと現実は大違い。
現実の方がドラマよりもシビアで
どう切り抜けていったら良いのか解らないことの方が
胸を痛めることの方が多いのだということがわかってしまうと
あさが来たのようなドラマで
現実を忘れ、ほっこりとした気持ちにさせてもらえました。