渡瀬恒彦

この人を初めて見たのは
セーラー服と機関銃
渡哲也よりもなんか、濃いなぁという印象。
線は細いのに、アクが濃いって感じ。
でも
次、びっくりしたのは
ちりとてちん
え〜この人、上方落語の師匠の役するんや。
すごい人やな。
きっと他の役者さんは少し二の足を踏む役やろうなぁと
思ったのでした。
難なくこなして、線が細いけど
さり気なく、やりきってしまう人なんだと思いました。

最近は完全に加納倫太郎。

そして誰もいなくなったが遺作になりましたが
この人この役を降りるのは嫌だったんだろうなぁと
思いました。

人生をさり気なく、でもとても熱く生ききって
逝ってしまわれたという感じがします。

オリエント急行殺人事件(クリスティ版)

三谷幸喜版のオリエント急行殺人事件の記憶も
生々しく残るゆうべ、見ました。
このドラマ、三谷版では殺人を遂げる時に
涙があふれてきてしょうがありませんでした。
今回も三谷版の記憶もあり、泣けて泣けて
ずっとじっと見ておりました。

しかし

クリスティ版はそのあとの
ポアロの葛藤
12人が犯した罪との向き合い方
その苦悩がとても丁寧に描かれている。

オリエント急行に乗る前の
ポアロが解決した事件。
ポアロが解決に導き、罪を犯した兵士を責めているなか自殺してしまう。
この前段階があることがとても重要で
ポアロ自身も罪を抱えて、その罪と向き合い葛藤を抱えている最中に
出会った事件だったのだと。
だから、このような対処の仕方になったんだろうなと思ったのでした。
結構、この物語は罪との向き合いかたを人々に問う、苦しい物語だと思いました。

稀勢の里関を横綱にする会

昨年末の「大相撲この一年」で
この会の発足を聞きました。

その時の稀勢の里関の
明るい声のインタビューに
この人は前向きな人なんだなぁと思って
まだこの人はわからないかもなぁと思っていました。

昨年夏、横綱を逃した時に
もうこの人の横綱はないかもしれない、と
自分勝手に思っていたのに
インタビューの明るさで
この人の相撲を見られることで
場所が面白くなるんだと自分の考え方を変えたほうが
良いんだと思ったのでした。


そしたら今場所、とんとん拍子に優勝。
さらには横綱相撲を千秋楽に見せてくれました。
嬉しくて泣けました。
会長、副会長、事務局長も今日は本当に嬉しそうでした。

真田丸

最終回
どこか、1回目に戻ったような
信繁が武田勝頼と被ってしまうような
錯覚をずっと持ち続けてきました。
今日の最終回は
彼が果たした役割を
彼に課せられた役割を
しみじみと反芻しています。
人生とはなんなんだ?と思わずにはいられない。

だからこそ
信之の「参るぞ」という言葉で終わるんだなぁと思いました。


それにしてもサスケが介錯とは驚いたし
サスケで良かったとも思いました。

落語ザムービー

結構ハマってる。
落語に沿わせてドラマ仕立てになっている点では
タイガー&ドラゴンちりとてちんとも
違っているのかな?と思って見ています。
今回の長短はサクッとしてて
面白かった。
はてなの茶碗
やっぱり噺家の色が出てしまうんだなぁと思って見てしまいました。

ここまで来ると

新撰組!もかなりよかったんだけどもねぇ。
SNSがあるとなんか、すごく盛り上がっているように見えるので
不思議です。
真田丸はあと4回になり、私の中でももう、カウントダウンが始まって
胸がキュンキュン痛くなりながら
見ている事態です。


三谷幸喜を思い続けて何年になるんだか。
全部見てるわけでもないけれども。
この人の優しい、そして潔いストーリーに心惹かれて
もう気分はすっかり身内ですから。


真田丸を見ることができてよかった。
そう思わずにはいられません。

真田丸

結果が分かっているだけに
少し憂鬱な気持ちでいるのですが
それでも見始めるとワクワクして
まるで今年はじめに草刈昌幸と信幸、信繁で
懸命に生きてきたあの頃を
思い出すような気持ちになってしまうのでした。


そして終わってしまうと
また、現実に戻り
憂鬱な気持ちになって涙が出てきてしまうのです。


今日は特に幸村が昌幸に見えてしまった。