NHKって

怪談ものなんて
私が小さい頃は見向きもしなかったのに。


今年の夏はお盆の夜中に放送された日本怪談百物語や
夕べのJホラーについての特集など、古来からの怪談文化を
継承していきますと宣言するかのような番組をいくつか放送してくれた。
怪談百物語は朗読の素晴らしさを実感。
怖いっていうことは現実のそばに存在するものなのではないか。
昔はその怖さを夏が来るたびに再々語り合い、
鳥肌とともに人の情の深さや罪深さ、世の中の理不尽さを
納得し、身に沁み入らせてきたのではないだろうかと思う。
怪談もそれなりに日本のかけがえのない文化の1つだと思う。


夕べの最恐(さいきょう)!怪談夜話も語るということに
焦点をあてており、語るだけで怖い、語ることが怖いと実感。
科学的に超常現象を確認する番組ではなく
超常現象を客観的に検証するのではなく
情感的に理解し、怖いという感情を大切にする番組。
すべてを客観的にしようとするだけではなく、
わからないものが存在すると認めること、
大事なのかもしれない。
、、、、そういえば、昨日掃除しながら医療を勉強する立場でよかったと思ったのを思い出した。
医療の世界はすべてが客観的ではなく、わからない現象があることを
まだまだ認めてくれる世界だから。
それはわからないからこそ、研究しなければならない未知の世界が存在することを意味するのだと思う。
光と影のすべてを受けとめる人間性の重要性。