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夕べ森ノ宮ホールまで「桜の園」を見に行ってきました。
そもそも
桜の園」という古典(敢えて、そう呼びます)を
知らない私にとっては
桜の園」を悲劇と扱われてきたという前評判(宣伝?)だけが
観劇するまでの、前知識でした。
難しいかもしれない、でも難しいなりに
浅丘ルリ子という大女優が見られたら
それだけでいいや、というくらいに
ちょっと気楽に見に行きました。

内容は
確かにとっても笑えて、
脱力するほど人間て馬鹿だなぁって思いました。
だけど、なんか、
最後は泣ける。
いっつも三谷作品は涙が出てくるのが不思議です。
ワーリャとロバーヒンのシーンや
ラーネーフスカヤ、ガーエフの
桜の園にお別れを言うシーン
それぞれの旅立ちのシーン
それぞれがとっても協調性はなくて
自分勝手な感じで、でもそれは決して悪意のない行為で。
それが悲劇であり、喜劇でもある。
そして、それが私の涙腺をとても刺激する。


今回、知らない俳優さんにたくさん出会いました。
声の威力に圧倒され、感動しました。
もいっかい、ゆっくりと味わいたいなぁと思わせる
素晴らしい舞台でした。


この未熟者めが!
このシメの台詞は観客に言っているようにも思いました。
なぜ、私たちに向けられたのか?

それもとても深く、よかったです。