映画(ネタバレ)

初めて前売り券を買ったのに
忙しくて
もしかしたら
前売り券だけで
見に行けないかもしれないと
思っていたが
身体に鞭打って
早起き、朝イチバンの
ハゲタカを見に行った。


よかった。
派遣工を利用して
大企業を脅して、大企業を傘下におくやり口や
派遣工を同情する様子を見せといて
金で使い捨てるやり口は
人は言葉だけで、誰も自分を助けてはくれないのだと
自分が強くなるしか現実を乗り越えることは出来ないのだと思わされた。
彼は金を拾ったけれども、拾った金で
車を乗り回していたけれども
おそらく派遣会社への登録は難しくなっただろうし、
その金で事業を興すしか生きていく道は無くなっただろうと思う。
物質的な快楽で現実から逃避していただけなのだろうと私自身は感じた。
あれは、本当に弱い立場を利用したずるい方法で許せなかった。


派遣工のニュースや詳細が民放で少ないのは
スポンサー絡みなのだと初めて気がついた。
おそろしいことだ。
情報は本当にすべてを信じてはいけない。
映画だからといって嘘だと思ってはいけない。
自分の目で、耳で、触れて感じたことが
真実なんだと思った。


柴田恭平は素敵だなぁ。
いま、青臭い団塊の世代を演じさせたら
一番輝いてるんやないかしら。
変に若ぶってない、けどすべてを受け入れてしまう大人ではない。
1つ1つに自分の責任を感じ、最善を尽くす姿勢は見習わなくてはいけないと思った。


日本が買収される状況のまま終わってしまうのかとやきもきしましたが
リーマンショックを利用した幕引きにびっくりしました。
リーマンショックがなかったら、どういう終わり方やったのかと不思議に思いました。

私も反省しなくてはいけないし、反省を次ぎに生かす生き方をしなければならないと思う。
諦めたら、止まってしまったら、腐ってしまう。


追記
何故劉一華が強盗に(それも通り魔的に)殺されるという結末だったのかなと
よく考えてみた。
実際、あんなに日本のマスコミの前で注目を浴びた人物が
どのような方法でか劉と名乗るようになったのかもわからない。
そんなことがわかったりするとまずかったのかなぁと。
政治的な意図があったのかもしれないと、これは自分の勝手な推測。