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三谷幸喜 三谷幸喜

ろくでなし啄木を見に行く。
藤原竜也中村勘太郎吹石一恵も最高じゃ。
舞台は指先の動きさえ見られることがうれしい。
(今日の形容詞は全て最上級です、あ、これからは全てにベストを付けてるものとしてください)
オペラグラスなんかで見てる暇もない。
A面のあとB面を見て頭の中で今までのストーリーを組み替えていたら
突然、竜也(なぜか呼び捨てじゃ)が飛び出して来て
ストーリーの持つもう一面を語ってくれます。
全体的に悲しくて、緊張感があって
濡れ場があるとかそんなんじゃなく、
人が生きるということ、人が誰かと関わるということ
そういうなことがグチャグチャとなって泣けました。
優しさに傷つくってこと、あるよなぁと泣けました。
瞬間移動するみかんを見ながら竜也は死にたいのかもと、泣けました。
死ねなくて、死にたくて人を傷つけてしまう姿に泣けました。


最近、複雑な現実と混ざり合う舞台を見てくしゃくしゃという気分になることが多いですが、
三谷幸喜のすごいところは切り口が鮮やかなところです。
結果は同じく大出血なのですが、切り口が鮮やかなので斬りたては出血せずに
すっきりしているのだけども、知らず知らずにじわじわと大出血しているのです。
本当に今夜は飲まずにはいられませんわ。


舞台は最高です。エネルギーを感じます。
声の熱さを感じ、存在の厚さを見せ付けられます。
私は人の素晴らしさに感謝と感動を覚えまする。